vicro(ヴィクロ)とは

当サイトは高校入試の数学における傾向と対策について情報を提供するWebサービスとなっております。 読者の方々を勝利への道(victory road)へ導く、有益な入試関連情報を記載することを目的としています。 PC、スマホで利用できますが情報量が多いため是非大きい画面のパソコンでご利用ください。

こんな方に是非使っていただきたい

  • 受験生本人
  • 受験生のご両親
  • 受験を意識する時期に来たが、何から手を付けていいかわからない方
  • そもそも数学が苦手な方

受験生本人はもちろんのこと受験生のご両親にも入試対策の情報として閲覧いただきたく、入試に対して戦略を立てる家族の話し合いツールとしてご活用いただければ幸いです。

今後、演習問題や予想問題の作成、他県の傾向や対策の掲載を検討しております。ご意見、ご要望がございましたら、お問い合わせフォームにてお問い合わせください。

高校入試(数学)4つの対策

①相手(入試問題)を知ること

様々な勝負事では、相手を知ることが重要となってきます。最近では色々な角度からデータ化され数値に基づいた対策などをスポーツの試合(バレーの試合でiPadなどよく見かけますね)の中でうっていくということが当たり前となってきました。受験も同じで相手(入試問題)の構成や傾向を知ることでそれに沿った対策を意識し学習することが合格の道へとつながっていきます。ただ単に練習問題を解くより最終的な相手である入試問題を意識し、その相手沿った対策を講じましょう。

②点数のターゲットを定めること

数学に限った話ではありませんが、入試問題は受験者に100点を取らせるために作成されていません。もちろん100点を取れる受験生は存在しますし、それ自体は称賛されるべきことですが、全員がそこをターゲットにすることは間違いです。受験したい高校の偏差値を確認し、さらに数学が得意かどうかで自分が取りたいターゲットの点数を定めます。その点数を取るための対策を考えることが一番の効率のいい受験対策となります。

③問題の取捨選択ができること

50分という限られた時間の中で自分で定めたターゲットの点数を取るために回答をしていかなければなりません。前述したとおり入試問題は100点を取らせるために作成されていないため、ボリュームも多くとても50分では解ききれない問題量となっています。そのため、解くべき問題と解かなくていい問題というものを取捨選択できる必要があり、これには問題への慣れ、すなわち練習量が必要です。

④各単元の繋がりを意識し学習すること

高校入試の問題は、各学年で学習することがバランス良く出題されます。ただし、各単元は以前に習った単元の知識が必要となることが大半です。例えば、1次方程式を解けない人は2次方程式を解けませんし、三角形の性質がわからない方は合同の証明はできません。数学は小学校の算数からももちろん繋がりがあり、自分がわからなくなったところから学び直す必要があります。繋がり(本サイトでは「分野」と表現)を意識した学習をすることにより、より理解が深まり応用的な内容にも対応できるようになります。

中学校数学単元の分野とまとめ

分野\学年 1年 2年 3年
数と式
正負の数

正負の数の四則演算

(例)-2+4, 6×(-14), 4×{-15÷(3-8)}

文字と式

文字を使った四則演算

(例)3x+2, 2(3a-7)+5(-a+3)

方程式

1次方程式とその解、比例式の計算

(例)3x+2=8 x=2, 2:x=4:6 x=3

式と計算

文字式の利用と計算

(例)4a-3b+5b-6a, 4x²y×(3y)²÷(-6xy²)

連立方程式

連立方程式とその解

(例)3x+2y=12 6x-3y=3 x=2 y=3

多項式

多項式の四則演算と式の展開、因数分解

(例)(x+5)(x-4)=x²+x-20, xy-y-2x+2=(x-1)(y-2)

平方根

平方根の計算

(例)√2+2√2, √3/3√3

2次方程式

2次方程式とその解

(例)x²+3x-10=0 x=5,-2

関数
比例と反比例

比例と反比例の関係とグラフの利用

1次関数

1次関数のグラフの利用

関数 y=ax²

y=ax²のグラフの利用

図形
平面図形

図形の移動、作図、おうぎ形の性質の理解

空間図形

多面体の面積、体積の計算

平行と合同

対頂角、同位角、錯角の理解と合同の証明

三角形と四角形

二等辺三角形、直角三角形、平行四辺形の性質の理解

相似な図形

相似な図形の計算と証明

円周角の定理の理解

三平方の定理

三平方の定理の理解と辺の長さの計算

データ活用
データの分析と活用

ヒストグラムの活用と相対度数の計算

確率

確率の計算

データ比較

箱ひげ図と四分位範囲の理解

標本調査

標本調査による母集団の推測

宮城県高校入試 数学 傾向と分析

設問難度傾向

設問に関して、以下の定義で難度を設定しています。

難度 回答目安 問題の概要
2分以内 基礎知識のみで解ける問題
2~4分 ひとひねりあり、多少考えるのに時間がかかる問題
4分以上 補助線や複雑な計算が必要となり、慣れが必要な問題

難度別設問数と配点

過去5年の難度別設問数と配点は以下のとおりです。

難度 設問数 平均 配点 平均 1問平均
13~17 16 41~59 54 3.4点
5~9 7 25~43 34 4.7点
1~3 2 6~17 12 5.7点

ターゲット戦略

40~50点(偏差値40代の高校志望)

志望校例:松島高校、名取高校など

難度 設問数 解答数 点数 解答時間 合計時間
16 16 54 3分 48分
7 0 0 0 0
2 0 0 0 0
合計 25 16 54 48分
正答率 70% 80% 90%
点数 37.8 43.2 48.6
誤答数 4~5 3~4 1~2

第一問とそれ以降の中問の最初の問題を時間をかけて解く。
正答率80%以上を目標(誤答数:3問まで)とし、検算など確実性を高める対策を講じる。

50~65点(偏差値50代の高校志望)

志望校例:仙台東高校、富谷高校など

難度 設問数 解答数 点数 解答時間 合計時間
16 16 54 2分 32分
7 4 18.8 4分 16分
2 0 0 0 0
合計 25 20 72.8 48分
正答率 70% 80% 90%
点数 50.9 58.2 65.5
誤答数 5~6 3~4 2

各問題最初の問題は解答し、(2)以降の問題がすぐに解けそうならトライし、時間がかかりそうなら一度飛ばす。
正答率70%以上を目標(誤答数:5問まで)とし、難度「低」を全問、難度「中」を半分回答することを目標とする。

65~80点(偏差値60代の高校志望)

志望校例:仙台南高校、泉舘山高校など

難度 設問数 解答数 点数 解答時間 合計時間
16 16 54 1.5分 24分
7 6 28.2 3分 18分
2 1 5.7 6分 6分
合計 25 23 87.9 48分
正答率 70% 80% 90%
点数 61.5 70.3 79.1
誤答数 6~7 4~5 2~3

基本問題は時間をかけず正確に解く必要があり、応用問題は時間がかかりそうなら一度とばし一通り解き終わったら解ける可能性が高い問題から再度トライする。
正答率75%以上を目標(誤答数:5問まで)とし、全体的に回答することを目標とする。

80点以上(偏差値70前後の高校志望)

志望校例:仙台二高、仙台一高など

難度 設問数 解答数 点数 解答時間 合計時間
16 16 54 1分 16分
7 7 34 3分 21分
2 2 12 6分 12分
合計 25 25 100 49分
正答率 70% 80% 90%
点数 70 80 90
誤答数 6~7 4~5 2

全体的に素早く正確に解く必要があるが、一番難しい問題ではまらないことが重要で、捨てる勇気も必要。
正答率80%以上を目標(誤答数:4問まで)とするが、正答率90%(誤答数:2問まで)を目指し様々な難問のトレーニングをしたいところ。

問題分析

宮城県高校入試の数学の問題は、大問4問にて構成されています。各大問の特徴は以下のとおりです。

大問概要

第 一 問

数と式が中心の小門の集合。基本的な計算が中心のため確実に点数を取りたい問題が多いが、最後の方に時間がかかる問題が出題される場合があるため、そこではまらないことが重要。
検算や見直しのくせをつけ、確実性を上げたい。

第 二 問

第 三 問

文章題が中心となる中問の集合で各分野がまんべんなく出題される傾向にある。基本的には各問題の(1)が基本問題、(2)が応用問題となることが多いため、(1)を間違えると(2)を間違えることが多いことから(1)基本問題は検算含め確実に回答したい。
文章題の読解は、問題の絵や図に情報を書き込むくせをつけ、色々なパターンに対応できるように対策する必要がある。

第 四 問

毎年図形が出題される。合同、相似の証明問題は難易度が低い割に得点が高いため確実に取りたい。後半の問題は難度「高」かつ一番時間がかかる問題が多いため、捨て問と考えても良い。
垂線などの補助線を引くことが多くかつ計算に時間がかかることが多いため、問題の慣れが必要となる。

中門採用単元ランキング

第二問、第三問で出題される単元をランキングは以下のとおりです。(過去5年での採用回数)

順位 回数 単元
1 5 確率 1次関数 y=ax²の関数
2 3 方程式
3 2 空間図形 連立方程式 円 三平方の定理 データの分析と活用
4 1 データ比較 標本調査 相似な図形

確率、関数が毎年出題される他、方程式関連の文章題が毎年出題されるため、このあたりの文章題には慣れておきたい。特に文章より読み解き、絵や図に不足情報を書く力を問題数をこなすことにより鍛えたいところ。

解答用紙の概要

解答用紙の全体像

数学解答用紙

第 一 問
1
2
3
4
5
6
7
8
小問の集合
数と式中心
ほぼ「難度:低」
第 二 問
1
(1)
(2)
2
(1)
(2)
3
(1)
(2)
4
(1)
(2)
中門の集合
全分野
(1)基本(2)応用
第 三 問
1
(1)
(2)
2
(1)
(2)
(3)
中門の集合
全分野
(1)基本(2)応用
作図問題などもあり
第 四 問
1

[証明]

2
3
4
図形の問題
証明頻出
後半は難易度「高」

平均点と難易度

過去5年の平均点と難易度

2024 2023 2022 2021 2020 5年平均
平均点 49.9 45.6 58.2 47.6 44.5 49.16
難易度 普通 やや難 やや易 やや難

宮城県高校入試 数学 各年度別傾向と分析

入試問題の傾向をつかむために最低でも過去5年分の過去問を2回以上解く必要があります。
繰り返し解くことにより、解く問題と飛ばす問題の判断が容易になり、さらに自分が苦手とする分野が明確になります。
右に過去問関連の書籍を記載いたしますので、是非購入し対策を講じてください。
※なお、私は国語が苦手だったため全国の国語の過去問を2周して高校入試に挑んだところ、5教科で1番いい点数(92点)でした。

これより下で過去問の各年度における傾向と分析を記載しますので、過去問と一緒にご参照いただくことで、これまでに記載した分析結果などの理解がより深まります。

分野、難度、配点で見る過去5年の解答用紙

  • :数と式
  • :関数
  • :図形
  • :データ分析
  • :複合問題

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2)ア 3
(2)イ 3
第 三 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 4
(2)ア 4
(2)イ 6
第 四 問
1 3
2 6
3 (1) 5
(2) 6

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2)ア 3
(2)イ 3
第 三 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 4
(2)ア 4
(2)イ 6
第 四 問
1 3
2 6
3 (1) 5
(2) 6

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2) 5
第 三 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2)ア 5
(2)イ 6
第 四 問
1 4
2 6
3 5
4 6

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2) 4
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2) 5
第 三 問
1
3
2
(1) 4
(2) 4
(3) 6
(4) 6
第 四 問
1 6
2 (1) 4
(2) 5
(3) 6

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2) 5
第 三 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2)ア 5
(2)イ 6
第 四 問
1 4
2 (1) 6
(2) 5
(3) 6

2024年(2023年度)数学高校入試

  • :数と式
  • :関数
  • :図形
  • :データ分析
  • :複合問題
第 一 問 第 二 問 第 三 問 第 四 問 合計
(1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2)
(ア) (イ) (ア) (イ)
分野
配点 3 3 3 3 3 3 4 4 26 3 4 3 5 3 5 3 3 3 32 3 5 4 4 6 22 3 6 5 6 20 100
難度

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2)ア 3
(2)イ 3
第 三 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 4
(2)ア 4
(2)イ 6
第 四 問
1 3
2 6
3 (1) 5
(2) 6

分野別分析

数と式

設問:9問

配点:27点

難度別表
設問 配点
7 22
2 6
0 0

関数

設問:6問

配点:21点

難度別表
設問 配点
4 14
2 11
0 0

図形

設問:7問

配点:32点

難度別表
設問 配点
3 12
3 14
1 6

データ活用

設問:4問

配点:15点

難度別表
設問 配点
2 6
2 9
0 0

複合問題

設問:0問

配点:0点

難度別表
設問 配点
0 0
0 0
0 0

全体考察

中問採用単元

確率
y=ax²の関数
方程式
データ比較
1次関数

平均点

49.9点

5年平均:49.16

難度別配点
設問 配点
16 54
9 40
1 6

考察

・大問4問、総問題数26問の構成。
・問題数は1問増えたが、全体的なボリュームは変わらない印象で難易度「普通」
・平均点は49.9点。
・データ活用:「箱ひげ図」「確率」
・基本問題を確実に解く能力と計算スピードが試される入試問題。

2023年(2022年度)数学高校入試

第 一 問 第 二 問 第 三 問 第 四 問 合計
(1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (3) (1) (2)
(ア) (イ)
分野
配点 3 3 3 3 3 3 4 4 26 3 5 3 5 5 3 3 5 32 3 5 3 4 6 21 6 4 5 6 21 100
難度

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 3
(2) 5
3
5
4
(1) 3
(2)ア 3
(2)イ 5
第 三 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 3
(2) 4
(3) 6
第 四 問
1 3
2 6
3 (1) 5
(2) 6

分野別分析

数と式

設問:9問

配点:29点

難度別表
設問 配点
8 24
0 0
1 5

関数

設問:4問

配点:16点

難度別表
設問 配点
3 11
1 5
0 0

図形

設問:7問

配点:32点

難度別表
設問 配点
4 16
2 10
1 6

データ活用

設問:3問

配点:12点

難度別表
設問 配点
2 7
1 5
0 0

複合問題

設問:2問

配点:11点

難度別表
設問 配点
0 0
1 5
1 6

全体考察

中問採用単元

三平方の定理
1次関数
y=ax²の関数
標本調査
方程式
確率

平均点

45.6点

5年平均:49.16

難度別配点
設問 配点
17 58
5 25
3 17

考察

・大問4問、総問題数25問の構成。
・全体的に各分野の出題バランスがよく、学習の幅が試される問題が多く難易度「やや難」
・平均点は45.6点。
・複合問題は「確率+1次関数+図形」
・データ活用:「箱ひげ図」「標本調査」「確率」
・第四問3(2)は捨て問レベルの問題。
・自分のレベルに応じて、解くべき問題と解かなくていい問題の判断が試される入試問題。

2022年(2021年度)数学高校入試

第 一 問 第 二 問 第 三 問 第 四 問 合計
(1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2)
(ア) (イ)
分野
配点 3 3 3 3 3 3 4 4 26 3 5 3 5 3 5 3 5 32 3 4 3 5 6 21 4 6 5 6 21 100
難度

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2) 5
第 三 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2)ア 5
(2)イ 6
第 四 問
1 4
2 6
3 5
4 6

分野別分析

数と式

設問:7問

配点:21点

難度別表
設問 配点
7 21
0 0
0 0

関数

設問:5問

配点:23点

難度別表
設問 配点
3 12
1 5
1 6

図形

設問:7問

配点:33点

難度別表
設問 配点
4 17
2 10
1 6

データ活用

設問:6問

配点:23点

難度別表
設問 配点
3 9
3 14
0 0

複合問題

設問:0問

配点:0点

難度別表
設問 配点
0 0
0 0
0 0

全体考察

中問採用単元

y=ax²の関数
空間図形
連立方程式
データの分析と活用
確率
1次関数

平均点

58.2点

5年平均:49.16

難度別配点
設問 配点
17 59
6 29
2 12

特徴と考察

・大問4問、総問題数25問の構成。
・ひねった時間を要する問題が少なく難易度「やや易」
・平均点は過去5年で最高の58.2点。
・データ活用:「標本調査」「度数分布表」「確率」
・基本問題を確実に解く能力が問われる入試問題。

2021年(2020年度)数学高校入試

第 一 問 第 二 問 第 三 問 第 四 問 合計
(1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (3) (4) (1) (2) (3)
分野
配点 3 3 3 3 3 3 4 4 26 3 4 3 4 3 5 3 5 30 3 4 4 6 6 23 6 4 5 6 21 100
難度

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2) 4
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2) 5
第 三 問
1
3
2
(1) 4
(2) 4
(3) 6
(4) 6
第 四 問
1 6
2 (1) 4
(2) 5
(3) 6

分野別分析

数と式

設問:10問

配点:33点

難度別表
設問 配点
8 24
2 9
0 0

関数

設問:3問

配点:11点

難度別表
設問 配点
2 6
1 5
1 6

図形

設問:5問

配点:25点

難度別表
設問 配点
3 14
1 5
1 6

データ活用

設問:3問

配点:11点

難度別表
設問 配点
2 7
1 4
0 0

複合問題

設問:4問

配点:20点

難度別表
設問 配点
2 8
1 6
1 6

全体考察

中問採用単元

連立方程式
確率
1次関数
y=ax²の関数
三平方の定理
相似な図形

平均点

47.6点

5年平均:49.16

難度別配点
設問 配点
17 57
6 31
2 12

特徴と考察

・大問4問、総問題数25問の構成
・「数と式」多め、データ活用少なめで、時間を要する問題が多く難易度「やや難」
・データ活用:「確率」「度数分布表」
・複合問題は「関数+図形」と王道の複合問題だが慣れていないと時間がかかる。
・第四問2(3)は捨て問レベルの問題。
・自分のレベルに応じて、解くべき問題と解かなくていい問題の判断が試される入試問題。                                                                                                             

2020年(2019年度)数学高校入試

第 一 問 第 二 問 第 三 問 第 四 問 合計
(1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (1) (2) (3)
(ア) (イ)
分野
配点 3 3 3 3 3 3 4 4 26 3 5 3 5 3 5 3 5 32 3 4 3 5 6 21 4 6 5 6 21 100
難度

数学解答用紙

第 一 問
1 3
2 3
3 3
4 3
5 3
6 3
7 4
8 4
第 二 問
1
(1) 3
(2) 5
2
(1) 3
(2) 5
3
(1) 3
(2) 5
4
(1) 3
(2) 5
第 三 問
1
(1) 3
(2) 4
2
(1) 3
(2)ア 5
(2)イ 6
第 四 問
1 4
2 (1) 6
(2) 5
(3) 6

分野別分析

数と式

設問:10問

配点:33点

難度別表
設問 配点
8 25
2 8
0 0

関数

設問:3問

配点:13点

難度別表
設問 配点
1 3
2 10
0 0

図形

設問:7問

配点:33点

難度別表
設問 配点
2 7
4 20
1 6

データ活用

設問:4問

配点:15点

難度別表
設問 配点
2 6
2 9
0 0

複合問題

設問:1問

配点:6点

難度別表
設問 配点
0 0
0 0
1 6

全体考察

中問採用単元

方程式
確率
1次関数
y=ax²の関数
空間図形
データの分析と活用
連立方程式

平均点

44.5点

5年平均:49.16

難度別配点
設問 配点
13 41
10 47
2 12

特徴と考察

・大問4問、総問題数25問の構成。
・比較的難易度の高い問題が多く難易度「難」
・平均点も過去5年で過去最低の44.5点。
・データ活用:「確率」「度数分布表」
・複合問題は「関数+方程式」
・第1問の8難度「中」でも第1問にしては難しいので時間がかかる。
・第4問2の(3)は捨て問レベルの問題。
・基本問題を確実に解く能力と応用力に対応できる能力が試される入試問題。

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